茨城大学の正保春彦先生が、グループワークについてまとめた本を出版されました。

学校で使える色々な心理教育プログラムの集大成のような本です。
SGEからインプロまで取り上げられています。
こんな本は他にはないでしょう。
学校で、グループワークや心理教育プログラムを実施しなくてはならない人は、手元に一冊置いておいて損はないと思います。

目次
はじめに
第1章 現代の子どもたちを取り巻く状況
 現場でのさまざまな体験から
 新しいタイプの学校
 社会の変化
第2章 学校で活用されるグループワーク
 人間関係の力
 構成について
 学校現場で活用されているさまざまなグループワーク
 構成的グループ・エンカウンター(SGE)
 構成的グループ・エンカウンターと時代背景
 グループワーク・トレーニング(GWT)
 ソーシャルスキル・トレーニング(SST)
 インプロ
 各種グループワークの比較
 グループワークを用いることの意義と注意点
第3章 グループワークにおける学び
 学びの躓きと心の傷つき
 学校教育機能の心理臨床化
 楽しむことと学び
 楽しむことと学びの関係=たの▷まな
 グループ・ワークにおける学び
第4章 心を育てるグループワークとは
 現代社会とグループワーク
 効果的な実践に向けて
 構成的グループ・エンカウンターにおけるかかわりと出会い
 構成的グループ・エンカウンターのエクササイズの再検討
 グループワーク・トレーニングとインプロ
 3つの基本コンセプト
 かかわる
 いう,きく,する,よむ(iksy)
 理解する
 表現する
 心を育てるグループワーク
第5章 グループワークの進め方
 グループワークの流れ
 アセスメント
 オリエンテーション
 スタートライン
 インストラクション
 ウォーミングアップ
 ワークとのりしろ
 抵抗とその対処
 グループワークの矛盾とオープン・マインド
 シェアリング
 シェアリングの落とし穴
 グループワークを支えるマインド
 グループワークの進め方・まとめ
第6章 心を育てるグループワーク i-Work
 本章の内容について
 かかわるワーク
 理解するワーク
 表現するワーク
第7章 さまざまな実践
 M中学校
 K高校
 K特別支援学校
 A家庭裁判所における活動
第8章 計画的な実践
 1/100 で効果を上げる
 学校での組織的・計画的導入のポイント
 担任の関与
 リニアモデルとスパイラルモデル
 授業以外での実践
資料 附表・索引
 基本的コミュニケーション能力測定尺度iksy
 索引
 若い女性と老婆
引用文献