茨城県教育委員会がスクールカウンセラーを活用した授業実践のための資料を公開しています。それを紹介したいと思います。

教室で手をあげている子どもたち


いじめについて考えるエクササイズが2種類、話の聴き方のスキルを身につけるためのエクササイズ、アサーション・トレーニングのエクササイズ、人それぞれの言葉の受け取り方や表現の違いに気付くためのエクササイズ、という5種類のエクササイズが紹介されています。

授業の流れについて解説した資料、エクササイズで使用するワークシート、振り返りで使用するシートなど、実践の際に必要な資料が詳しく掲載されています。これを読むだけで、ある程度の実践のめどが立つ資料だと思います。印刷すれば、すぐにでも実践できると思います。

例えば、アサーション・トレーニングのエクササイズについての資料では、「いばりやさん」、「おどおどさん」、「さわやかさん」という3種類のコミュニケーションパターンを設定しています。これらは、それぞれ、撃的な自己表現」、「非主張的な自己表現」、「適切な(アサーティブな)自己表現」に該当するものです。

解説の資料も用意されていて、アサーションについて読めばわかるようになっています。

アサーションや適切な自己主張は、中学校生活の中でのトラブル防止に役立つだけではなく、社会へ出てからも仕事をする上で非常に役立つスキルだと思われます。必要性の高い実践ですので、参考にして取り組んでみては如何でしょうか?


茨城県教育委員会の以下のページからどうぞ
集団づくりのためのエクササイズ~いじめ問題などが起きにくい集団づくりを目指して~